otetomoONE

魚人島あたりから読み始めました。

【番外編】ワンピース考察ーモノに宿る"精霊"という概念ー

いまワンピースがとてつもなくおもしろい!
ほぼ勢いに任せつつ、ほとばしる高揚感を
つたない考察に乗っけて、ブログに残します。

 

本日の仮説
 ①モノに宿る''精霊”は、空白の100年で敗北した「巨大な王国の戦士の意識」ではないか

②意識たちは巨大な王国を滅ぼしたキーマンによって黄泉の国に封印されている

 

メリー号に宿った精霊に残る謎

ONE PIECE 351話 "クラバウターマン"より

「クラバウターマン」

空島編とCP9編でボロボロになったメリー号。
一連の戦いで退路を断たれた一味を迎えにきたのは、
誰も操縦していないはずのメリー号でした。

この現象に対して、フランキーからこんな説明が。

「信じるも何も、そりゃあお兄ちゃん、”クラバウターマン”を見たのさ。
船乗りに語り継がれる伝説で、本当に大切に乗られた船にのみ宿る妖精。

 

メリー号との別れはファンの中でも屈指の名シーンとして語られていますが、これを美談や作中の都市伝説にまとめてしまうには少ししこりが残るのです。

 

Dr.ベガパンクが研究したモノに意識を付与する技術

我々日本人はメリー号に宿る妖精をいわゆる八百万の神のような存在と捉え「モノに意識が宿る事象」を、あたかも普通であるかのように受け入れてしまいました。モノに意識が宿る事象をすんなりと受け入れるのはナンセンス…。

 

ここで鍵となるのが、Dr.ベガパンクが成功した
悪魔の身をモノに食べさせ意識を持たせる技術です。

 

ワンピース.Log ネタバレ/考察/伏線/予想/感想 より引用 ワンピース.Log ネタバレ/考察/伏線/予想/感想 より引用[/caption]

 

 

どのような手法か計り知れないですが、ベガパンクの最新技術を用いてモノに悪魔の身を食べさせることで、科学的手段でモノに意識を宿すことを実現しているのです。

 

 

技術を広げるには、それ相応のデータの蓄積が必要です…。
このことから、Dr.ベガパンクは既に「モノに何かが宿る現象」の謎を
ほぼ解明&分析していることがわかります。

 

ゾオン系悪魔の実は「その生き物と化す効果」と「生き物の意識」に分解できる

冷静に考えれば、ただ拳銃にイヌイヌの実を取り込んだとしても…



こうなるはず。

単にイヌの容姿と化すだけで、微動だにしないはずです。


無機物な拳銃に意識がないのですから、悪魔の実自体に意識があると捉えるのが妥当。これらを踏まえて、以下のように解釈してみると納得できます。

 

 

モノに悪魔の実を食べさせる技術は動物系(ゾオン系)にしか事例がないため、悪魔の実はゾオンに限り「意識」と「その容姿と化す効果」に分解できると仮定できます。この2つを取り込んでようやくモノに能力を付与させることができるのです。

 

悪魔の実を介さず意識を持ったメリー号

ここで改めてクラバウターマンの件を振り返ってみると、悪魔の実を介さずに「メリー号の意識」が具現化しています。(見聞色が成す技説もありますがモブ含め全員聞こえてるのでバツ)

https://ameblo.jp/goraku-syumi32/entry-12296441873.htmlより引用

となると…作中における「意識」のありかは、悪魔の実の中だけに限らないのではないでしょうか。

 

もし仮に意識のみが存在する貯蔵庫のような空間があるとします。何かしらのきっかけを機に、その空間から意識がモノに降りてくると合致がいきます。

  • 悪魔の実ならば、その実を無機質なモノが食べたら。
  • メリー号ならば、この上なく愛情を注がれたら。

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その貯蔵庫が黄泉の国であったならブルックが大活躍しそうですね。
今後の展開に期待!

 

最大の敵は、ホビホビの上位互換である説

以上の仮説が正しいとすると、黄泉の国に「意識」が集まるこの構造をつくったのは、空白の100年における勝者側で間違いないでしょう。

 

ドレスローザ編で登場したシュガーの能力のように、巨大な王国サイドの敗北者がもろとも、黄泉の国に「意識」として封印されている。また、謎多きゾウに関しては「歩くことしか許されない」とされていますが、もものすけが意識の貯蔵庫の鍵を開くきっかけになっているのかも。

 

黄泉の国に意識を封印する能力者。そんなぶっ飛んだ能力がラスボスだったら面白そう。